一番優れている心理療法??? について
皆さんこんにちは、笠井です!
ホームページを見に来て下さってありがとうございます!激動の2011年もあと少しですね。
セラピストコラム第8号です。
皆さんどんな心理療法が一番優れているのか気になりませんか?どんなクライエントにとってもよい療法があれば素晴らしいことですよね。その反面、自分自身の学んだ療法に自信や愛着もあることと思います。
以下は有名な「心臨臨床の効果研究の促進(ex. Lambert 1986,1992)」というリサーチです。(2011/11/25 チーム医療メルマガより引用)
1970年代のアメリカ。 心理療法の理論・技法が爆発的に生まれました。
そして、各心理療法の学派は自分達のほうが他の心理療法よりも 優れていると論争しあっていたそうです。しかし、驚きのリサーチ(心理療法の効果)発表で、論争は収縮 したとのこと。 そのリサーチのポイントは2つあったそうです。
1つめ、心理療法の理論・技法による効果の違いはない。
2つめ、共通因子が重要な働きをしている。
その要素と割合は以下の様なものであり、 どの心理療法にも共通した働きをしている。
・クライエントの持つ資源 40%
・セラピスト-クライエント関係 30%
・プラシーボ効果 15%
・セラピーの技法 15%
つまり、クライアントのパーソナリティー・能力、資源、家族、 サポートしてくれる人達などを活かす状況をつくること。そして、セラピストとクライエントの信頼関係を保つことが重要。この2つで70%を占める。しかも、セラピーに対する思い込みや期待といったものも含めると 85%を占める。 逆な言い方をするとセラピーの技法は15%のみ。この結果を知ったセラピストたちは、 「この理論は良い!あの理論は悪い!」という議論から、「効果があるのは何か? それを自分がどの様に取り込むのか?」に変っていったそうです。
皆さんはどう感じましたか?
私はこれを読んで改めてセラピーの主(あるじ)はクライエントなのだなと感じました。セラピーを学び始めると誰しも聞くことですが、セラピーを自分自身でやり始めると誰も言ってくれなくなる言葉です。
セラピストが自らの療法に自信を持つことは大切なことで、クライエントとの関係の安定につながっていくことでしょう。しかし自信が過信に変わり「勘違い」をしないよう我々は常に気をつけなければなりませんね。
「あの療法は役に立たないね!」
「あなたは私のセラピーを受けられて幸運だよ」
「私の何千という臨床経験によると・・・」
「そのくらい私ならを1回で治しますよ」
このような言葉、耳にしてないですか?